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2012/03/28

「ちはやふる」第二十五首「もれいづるつきのかげのさやけさ」

いよいよ第一部最終回です。たぶん。

名人の圧倒的な強さに愕然とする千早たち。

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周防名人は今、一番「感じが良い」選手である。耳の穴かっぽじってる名人に「感じ悪いのに!」
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千早には聞こえているのか?
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祖父の言葉が頭を過ぎる。新は名人の配置を見ながらイメージトレーニング。
「イメージはイメージや。練習せんと身体は動かん。強い相手と。」
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頂上決戦は名人・クィーンともに王座防衛に成功。

表彰式の様子を見ていた北野は沈んだ表情。「勿体ない。師を持たない人間は誰の師にもなれんのだ。」
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ひとりでカルタをやっている周防や詩暢がトップという不安。これからのかるた界はどうなっていくのか・・・。

テレビを見終わった千早たちはどーんと沈んでいた。
太一の母に促されるように帰途についた千早は「ダメだ」を連発。
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分倍河原駅で3人と別れた千早。別れ際、机くんが叫ぶ。
「綾瀬にも20枚あるみたい!」「何が?」「何がって、1字決まりが!」
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ハッとする千早。何か活路を見いだせたのか。
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ひとり残った太一は「モチベーションの持続をどうすれば」と悩む。そして、新に電話をかける。

新は名人と同じ札の配置をして既に前を向いていた。「見えてくるで。名人のこと、いろいろ。」
そこへやってきた村尾の顔つきも変わっていた。「さあ、やるっさ。」再び、立ち上がる決意をしたようです。

「やるしかない。」

翌日、教室で机くんからいろいろ教えてもらう千早。
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わかってんのかね。ぶ~って顔してますが。
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「僕のデータを信じろよ!」「ご、ごめん。」
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しかし、その中に大きなヒントがあった。ポケットからアメ玉2つを取り出し机くんに握らせる。
「そのうちもっとマシなものを返すから!」精一杯のお礼。

廊下でひとり「呪文」を唱える千早。
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大切なのは枚数じゃない。机くんが聞こえてることを教えてくれた。
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通りかかったかなちゃんはそっと横に立つ。
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気がついて残念ぶりを発揮する千早。
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かなちゃんは自分の夢を千早に話す。「専任読手になっていつか千早ちゃんのクィーン戦で読みたいなって。」
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しかし、それにはとてつもなく大きなハードルが・・・。
「頑張ろうね!専任読手はA級選手しかなれないんだよ!」「へ・・・。」
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がが~ん!
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放課後の練習。かなちゃんはどどーんと沈んでいた。
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専任読手への道は険しい・・・。
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そんな中、太一は入念に素振りを繰り返す。
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恥ずかしがって今まで人前でやっていなかった素振りを。

太一は昨日の新の言葉を思い出していた。「相手より早く取る方法ならいくらでもある。」
村尾と練習をする為に電話を切る新。太一も新の様子にもう一度気持ちを入れる。

「今日の試合、俺が勝ったらお前ンちのダディベアをすべて燃やす。」
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「ええーっ!なんで!なんで!なんで燃やすの!?!」
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集中力10%減。須藤的ドSにも意味があるということだ。

「ダディベア、燃やされないといいなぁ・・・。」「あわわわ。」
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かなちゃんは呟く。「部長がドSに。」
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読手の難しさを知るかなちゃん。でも・・・。
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「憧れを消すことなんかない!」
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その頃、顧問会議は部室問題で大もめ。かるた部の部室を吹奏楽部に明け渡せ、と。
勿論、女帝は拒否。かるた部の実績を話し、論破。
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・・・したかに見えたがここでご隠居こと深作先生が口を挟む。
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新入部員が5人入らなければ部室を明け渡すというのはと提案。さしもの女帝もご隠居には頭が上がらない。
「来年度は部員が殺到する」と言った手前、引き下がれない。結局、「5人集まらなければ明け渡し」となった。

手書きのメモをそっと部室の戸に挟む。「部費3万円~!」かなちゃん10倍アップに大喜びです。
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そして、新学期。2年生になった千早の噂は1年生まで。掲示板の前に佇む千早。振り向くと口には画鋲が4個。
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テキパキとポスターを貼っていきます。「綾瀬さん!」第1話と同じく宮内先生に注意されます。
あぁ、これで1年生にも「無駄美人」が浸透していく・・・。
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でも、空いたスペースにもう一枚貼るようにと指示。
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2人の関係も1年で大きく変わったようです。

「ねぇ!『かるた』しよっ!」
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千早、笑顔で勧誘。
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ということでとりあえず最終回でした。
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「それではみなさん。また、会う日まで、さようなら。」とちはやHOO。

エンドカードは1年生の2人、花野菫さんと筑波秋博君です。
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あら、千早だけいませんが、第2期やる気ですね。


【今回の一首】

秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ
左京大夫顕輔

(秋風に吹かれて横に長くひき流れる雲の切れ目から、洩れてくる月の光の、澄みきった美しさといったらどうだろう!)

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2012/03/21

「ちはやふる」第二十四首「をのへのさくらさきにけり」

ついに頂上決戦。名人戦とクィーン戦です。

観戦すべく太一の家にやってきた千早。しかし、そこにはミセスプレッシャーが・・・。

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ゆっくりしてってと言われても・・・。
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ひょえぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!
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リビングでコーヒーを出されても・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
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太一に部屋に誘われてなんかドキドキする。
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背後からの視線に更にドキドキする。きしゃーっ!
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太一の部屋で2人っきり。始まる前からどきどきの展開ですが。・・・とそこにやってくる太一母。
かなちゃんたちが来たようです。42型の「小型」テレビに驚愕の肉まんくん。
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さて、千早注目のクィーン防衛をかけた詩暢のかるた。
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クィーン戦は2年連続で詩暢対ユーミン。
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前年の対決は見てませんし、2人の立場も逆です。クィーン・詩暢に挑戦する山本由美という構図。

・・・がっ!
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なんだあのデブ体型は・・・。
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かなちゃんは詩暢の高価そうな袴に愕然。
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その手にはスノー丸の限定レアアイテムが。
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スノー丸グッズが当たるまでアイスを食べ続けた詩暢。見た目に頓着しない彼女らしいと言えばらしいんですが。

1回戦は5枚差で詩暢の勝ち。2回戦が始まろうとしていた。
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あまりのほんわかさに昨年のプレッシャーを感じないユーミン。
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2人のプロフィール紹介。あまりに容姿が違うのため(?)詩暢の映像はロングのみ。
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祖母から受け継がれた袴を着用していた詩暢。
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「重い」「暑い」といつもの調子が出ない。ユーミンに3連取を許してしまう。
「ごめん。」取ってあげられなかった札に謝る詩暢。

ここで詩暢の回想シーン。区会議員の祖母。離婚してで戻った母。
祖母の指示で習い事をやらせるもうまくいかない。そんな彼女がかるたに興味を持った。
母は否定的だったが、祖母はかるた会に行かせることにした。
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「重いのは着物やない。身体や。」重いのは祖母のプレッシャーではなく自分自身。
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「こんなことしてたら嫌われてしまう」と自分を取り戻す。

学校でもずっとかるたを見つめる詩暢。ある日、最低男子がいたずらでかるたの札を隠してしまう。
そんなときにも黙って1枚1枚探す詩暢。99枚見つかってあと1枚。それは蛍光灯の上にあった。
届かない場所にあったその札は風と共に詩暢の元へ帰ってきた。
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詩暢とかるたは見えない糸で繋がっていたのだ。

その糸を札に見て詩暢のかるたは展開する。以前千早と対戦した時に5枚の札を取られた。
「次は1枚も取らせない」とは「友」を取られた悔しさだった。

「100人の友達ができたと思った仲良くしなさい。」原田先生の言葉が千早の脳裏に浮かぶ。
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詩暢の思いに気づいた千早は思わず涙ぐむ。
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立ち直った詩暢は6連取して逆転。ペースを掴む。
そんな中、飛んできた札が詩暢の背中に当たり動きを乱された。
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隣でやっている名人戦の札である。詩暢より早い反応をした名人からの威圧感。

試合は13枚差で詩暢が勝利。2連覇を果たした。
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かるた会挙げての作戦も通じないほどの実力差。由美は控室で涙に暮れた。
隣の部屋でそーっと様子を窺っていた北野先生たち。その姿を見て「またここに来たい」と指導を願う由美。
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クィーン戦が終わり、うずうずの千早は太一に札広げていい?と訊く。
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無言の太一。なんでもかんでも千早の要求を聞いていてはダメだ。
「このスットコドッコイ!」肉まんくんが千早を叱りつける。
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ここからは名人戦だぞ!新も福井で観戦中。
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その画面では3連覇中の名人・周防久志が紹介されていた。今年も大学を留年したという残念なナレーションで。
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1回戦は5枚差、2回戦は13枚差で周防の連勝。クィーン戦と同じ枚数差に「趣味悪い」と呟く詩暢。
わざと同じになるように試合を進めていたのだ。相手の武村は既に戦意喪失寸前であった。

2字決まりの札を1字で取れる周防。1字決まりは通常7枚だが彼には28枚あるという。
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恐るべき名人・周防の力に驚愕する千早。

ここに来て新キャラ・周防久志登場。とても最終回前とは思えません。第2シーズンに期待です。
この名人戦の決着はコミックスでは9巻。最新刊が16巻だし半年くらいしないと第2シーズンは作れないか。

というわけでいよいよ次回が最終回です。

エンドのテレビの中にプレッシャーをかけるあの人の姿が・・・。
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こういうお遊びって好きだなあ。


【今回の一首】

高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 たたずもあらなむ
権中納言匡房

(高い山の頂に桜が咲いた。人里近い低い山の霞よ、どうか立たないでおくれ。桜が見えなくなるから。)

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2012/03/14

「ちはやふる」第二十三首「しろきをみればよぞふけにける」

2回戦。4枚差で山本由美に負けてしまった千早。

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あまりのショックで「礼」をするのも忘れてしまっていた。じっと見つめる原田先生。
一方、ユーミンは師匠の期待の重さを感じながらも3回戦へ。

みんなの姿を見た千早は駆けだし、クローゼットに閉じこもってしまう。
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その様子を見たユーミン。「絶対逃げない。」

心配する部員。やって来た須藤は「美人は坊主も似合う」と追い打ち。
そこへ原田先生登場。「僕が君に勝ったらその約束は反古ね。」
「負ける気はないんだろ。そのうち当たるよ。」弟子の為に一肌脱ぐ原田先生。燃え上がる。
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「カッコイイ~!」かなちゃんも熱いおっさんの魅力がわかってきましたな。
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1時間経っても千早は出てこない。太一は他の部員を応援に行かせ、ひとりで千早に付きそう。
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新から3回戦突破したというメールが来る。
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メールが来たことに反応して中からドンドン扉を叩く千早。

4回戦で原田先生と須藤が対戦。みんなで応援に行くことに。中から出てきた千早は太一の腕を掴んで駆け出す。
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そのとき太一は千早への想いを心で叫んだ。『ダメだ俺・・・、千早が好きだ』
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4回戦は3枚差で知的な熊(原田先生)が勝利。
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身を挺して弟子(の坊主刈り)を守った原田先生。素敵すぎる。

本人は忘れていましたが。
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・・・やっと思い出したようです。あくまで自分の勝利優先。
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「礼」をしなかった千早に指導して準決勝へ向かう原田先生。さすがに疲労が見えます。
結局、相手の体力気力を削いだものの残念ながら敗退。
東日本代表は広史と山本由美となった。「また、来年ね。」と金井さん。
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長い1日が終わって、敗者の一年が始まる。

翌朝、駅のホームでチャラい他校の男子にコクられた千早。放課後、かなちゃんに相談しますが・・・。
「お断りすべきです!」と即決。
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当の太一は経験しなきゃわからないから「いいんじゃね」。
しかし、千早が携帯番号とメアドを教えてしまったことを知るや、かかってきた電話を「着信拒否」に設定。
さらに「明日から早起きして俺と同じ電車に乗れ」と。オトコマエ。
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かなちゃんは太一の想いを感じ取っていた。うちの部のあんぽんたんにはわからなくても。
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その頃、4回戦で敗退した新はブランクの大きさを実感。鬼気迫る練習。「子供にも手加減せん男」の本領発揮。
高いレベルを求めて意欲を失っている村尾を訪ねる。しかし、名人戦のレベルではもうできないと・・・。
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そして迎えた挑戦者決定戦。そこはユーミンの姿がある。
もしかしたらあそこに座れたんじゃないのと考える千早。しかし、「自惚れだ。」と自分に喝。
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結果は広史は敗退。ユーミンは勝利した。試合のあと、広史はみんなの前では平気な様子。
だが、原田先生の姿を見た途端、悔し涙に暮れた。
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「あの日悔しくて良かったって、いつか笑って言いたい。」

2学期も終わり千早の順位は学年290位に上がった。
各クラスでは「打ち上げ会」が企画されている。千早と机くんも強制参加決定。
というわけで12月24日は部活なしと言うことで。

千早の私服姿に賞賛の嵐。
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本人はポケ~っとしてましたが。
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登山部や茶道部の男子と談笑する千早。机くんも主に太一のことを訊かれるも女子と話ができた。

各クラス盛り上がってます。かなちゃんは鍋奉行。肉まんくんはストライク。
太一は女子に囲まれていた。1組男子はなぜか太一のみ。ハメられたな、太一。JKはコワイのぅ~。

他の部員も一緒だったらという千早に机くんがしみじみ言った。
「ここにいたら良いのにって思うのは、もう家族なんだって。」
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帰り道。空からは雪がちらついていた。新に電話を掛ける千早。しかし、話せない。
新は「千早?」と気づいてくれた。こっちも宴会中。
「携帯電話ってスゴイね!かささぎみたいだね!」新の声を聞けて笑顔の千早。
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「鵲の 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける」
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悔しさからまた新たな一歩を踏み出したようです。

【今回の一首】

かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける
中納言家持

(天の川にちらばる霜のような白い星々を見ているうちに夜も更けてしまったなあ。)

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2012/03/07

「ちはやふる」第二十二首「うつりにけりないたづらに」

2回戦の相手は前クィーン・モメユミこと山本由美。

「千早ちゃん運ないなぁ。」原田先生もボヤきます。

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自分でGOが出せると千早を送り出す原田先生。

去年、念願のクィーンの座に着いたユーミン。千早もその時の様子を原田先生の自宅でテレビ観戦。
クィーンになって師匠・北野先生の名を呼ぶユーミン。

「みんなも名人かクィーンになって私の名を呼べー!」
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弟子の鑑と絶叫する原田先生。素敵すぎる。

どんより感漂う山本由美ことユーミンの本当の姿は・・・。
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肉まんくんだけが知っているようです。直前まで須藤に20枚差で負けたことでアリを数えてましたが。
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会場内はかなり暑くなっていた。この大会は暑さとの戦い。その通りです先生!
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ユーミンは今年、15歳の詩暢に完敗し王座転落。
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それ以来、かるたへの情熱を失っていた。期待に応えられないことが彼女を消耗させていた。

序盤からリードを広げる千早。「諦めてしまった人に1枚も取られたくない!」
ここで千早、虎になる。5連取で7枚差。
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観戦していたかなちゃんは読手の声に魅せられていた。
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千早は「圧勝」しようとGOサイン。しかし、この判断が自分を見失わせた。「ちはや」の札をミスしてしまう。
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しかも敵陣のお手つき+自陣の札を取られるダブルで4枚差。
「勝負所はここだ。」焦る千早の畳み掛けようとするユーミン。

しかし、暑さに見かねた北野先生がガラッと窓を開けてしまう。「涼しい~。」リフレッシュしたのは千早の方。
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「自分のかるたをしろーっ!」その声に励まされたのは他の選手達だったんですが。
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う~ん、余計なことを・・・。

自分のかるたを取り戻したユーミン。
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札の取りで堂々とモメる。やはり口では叶わない千早。
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「1枚も取られたくない。私は何を。前クィーン相手に私は何を!」
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勢いがあっという間に色褪せていく。色褪せていた前クィーンが色を取り戻す。
千早の戦いを見て心の強さの大切さを実感する太一。
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「少しだけ」丁寧で正確なかるたをするユーミン。それを身につける為にコツコツ努力を重ねてきた。
そうしてクィーンという夢を掴んだのである。

そうこうしているうちに逆転を許し、そのまま敗退。
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最後に色褪せてしまったのは千早の方だった・・・。
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【今回の一首】

花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに
小野小町

(世の中の色々なことを思い悩んでいるうちに花の色はすっかり変わってしまったなあ。)

「ふる」は「降る」と「経る」、「ながめ」は「長雨」と「眺め」の掛詞。
「降り続いている長雨」と「歳をとってしまった私」の2つの意味。

原田先生の素敵ビームで甦れ千早!
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2012/02/29

「ちはやふる」第二十一首「わがころもでにゆきはふりつつ」

東日本予選まであと3日。・・・の前に定期テストです。駒野先生の指導のもと頑張りました。

試験終了後は早速練習です。太一、肉まん、奏が部室に来た時すでに千早は机くんと練習中。
いつもの千早と違っています。静かに・・・水のように・・・。

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試合後はやはり白眼剥いて即寝。
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太一は読み札を見ずに100首全部読んでいた。驚愕の部員。
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肉まんはそれが長所であり弱点だと指摘する。

下校時、宮内先生から「赤点なし」と大声で知らされる。
とても恥ずかしい状況ですが。「クィーンの予選、頑張るのよー!」と激励されて千早も燃える。
ありがとう駒野先生。そして仲間たち。
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そして迎えた東日本予選。奏は新作袴持参。
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しかし、原田先生は暑さとの戦いだと NO THANK YOU。
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原田先生と北野先生は遺恨かなんかあるみたいですが。
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集中する千早。
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「クィーンに20枚差で負けた人がいる。」
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ドS・須藤先輩がちょっかいを出し、余計なことが脳内に。
売り言葉に買い言葉で先に負けた方がボウズという賭けを受ける。
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みんなからも叱られてショックでふらふら会場入りする。大丈夫か?

1回戦の相手は天才少女・立川梨理華。
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詩暢と同じ小4でA級に昇格した期待の小学校6年生。取材とかも受けてます。
一方、「無名」選手・千早の隣には梨理華の母が。追い出されます。
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期待大の原田先生。素敵すぎる。
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梨理華には大きな耳をからかわれていた過去がある。
それがかるたの先生から「耳がいい」と言われ自信に変わった。

梨理華の武器は千早と同じ「感じ」の良さとスピード。千早は競技線から下がって静かに試合に臨む。
最初はスピードで梨理華が上回る。しかしお手つきもする。

試合は梨理華が押しているように見えて一進一退。梨理華に「取ってるけど遅いジャン」と呟かれ愕然。
千早はスピードに頼っていた自分と戦っているようなもの。
決め手を欠く千早に窓の外から原田先生から指示が。『はやくとっていいよ』『GO!!!』

ちょっと信じられないが、スピードも解禁。千早がリード。
泣きそうになる梨理華。泣いても戦う梨理華。千早も笑顔。かるたを自分を好きになってほしい。

試合は千早の勝利。両者共に眼がうるうる。
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千早の掌に梨理華は「ラッキーマーク」を描く。
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会場の外では大人の梨理華への無責任発言が。足がすくむ梨理華を救ったのは千早。
「チョコレートォーッ!!!」
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ひとそれぞれかるたへの想いがある。「簡単に触れないで」と千早。
肉まんくんは1回戦でドSに敗退。原田先生と広史は1回戦不戦勝。

その頃、西日本予選では新所属のかるた会の村尾が1回戦敗退。
2年前の名人戦で名人・周防に破れかるたから遠ざかっていた。
その姿を見て言葉を失う新。そこに太一からのメール。
「頑張れ」を消して太一が書き込んだのが『西日本代表になれ』。
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それを見た新は気持ちを入れ直したようです。
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送信完了した太一は複雑。
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次回も東日本予選。果たして千早はボウスにならずに済むのか?それとも?!

鼻息も荒く応援中!
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【今回の一首】

君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ
光孝天皇

(あなたの為に春の野に出て若菜を摘む私の袖に雪が降りかかっています。)

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2012/02/22

「ちはやふる」第二十首「くもゐにまがふおきつしらなみ」

詩暢の左手の幻影はいつ消えるのか・・・。一心不乱に呼吸を身につけようとする千早。

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「あの集中力の1/10でも勉強に向ければ・・・、学年順位下から5位なんてことはないのに。」
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机くんの呟きにかなちゃんも思わず涙・・・。
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太一は次の川口大会へ出場することを決意。不完全燃焼の千早も・・・
「川口大会への出場、まかりなりません!」
が~ん!
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女帝の一声が飛ぶ。次の日は定期テストの初日。下から5番以内常連の千早はこのままでは落第の危機である。
千早大ピンチ!どうするどうなる?
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というわけで専属の駒野先生登場。
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結局、大会は太一のみが参加することとなった。東日本予選へ向けてA級昇格の最後のチャンスである。
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当日、図書館で勉強中の千早たち。「今更脳ミソは変えられない。」駒野先生キビシー。とにかく暗記だ!
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太一は2回戦突破。A級と同じ大広間へ移動。原田先生も順調に勝ち進んでいた。
太一は原田先生から「もう会ったかい?」と聞かれる。辺りを見渡すとそこには新がいた。
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かなちゃんもいますが・・・。
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栗山先生と原田先生は旧知の仲。若い頃からのライバル。
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新は太一がA級で出場すると思っていた。B級準優勝2回でもA級に昇格できる実力と認められる。
ただ、所属するかるた会によって昇格基準に差がある。府中白波会では「優勝」が必須条件なのだ。

新から携帯番号とメルアドのメモを渡される太一。必要だったら千早に教えてと言う新。
「新が来る!」動揺を隠せない太一。

勉強を抜け出した千早。電車の中で駒野先生の冷静な怒りメールに愕然。
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千早は勝った時、負けた時に太一がひとりでいるのがイヤなのだ。
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そんな千早だが、会場に着いた時、太一は3回戦敗退していた。
「新が出てる。」と言う太一の言葉で、すーっと会場へ。

太一をひとりにするのがイヤだったんじゃないのか?

準決勝では白波会の広史と対戦した新。その様子に千早は新のかるたをじっと見入る。
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その頃、太一は真っ暗闇であった。
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広史と新の勝負は大詰め。広史の気合いに押され気味。
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「広史さんの奥に原田先生がいる・・・。」
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ようやく会場に現れた太一の腕を掴んで涙ぐむ。「太一・・・やったね。」
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太一も思い出した。自分にもこのときを待っていたことを。
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「新が・・・帰ってきた!」
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試合の方は惜しくも敗戦。新に火が点いた。
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新に「座って」と言う千早。その姿に詩暢が重なる。
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しかし、目の前の新は笑顔だった。ぼーっといる千早。
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試合終了間もなくかなちゃん登場。
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強制連行される千早。
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帰りの電車でも教科書を広げる。『源氏物語 桐壺』。
紫式部の歌が恋の歌に聞こえる。幼なじみの再会の歌なのに。自分と新を重ねる。
でも素振り禁止。
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学校に戻った千早は駒野先生に謝罪。ここでも冷静な駒野先生。
「好きなことを思い切りやる為に嫌いなことも思いっきりやらなくてはならない」
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再び勉強に取り組む千早でした。今回のキーワードは「先生」かな。宮内先生もちゃんと見てくれていますよ。
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帰りの駅のホーム。原田先生に昇級をと言われた太一。
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「千早ちゃんとメガネ君がA級で待ってる。」
笑顔で返す太一。「俺はA級になるより逃げないヤツになりたい。」
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成長したなあ太一。

新は帰りの車でぐっすり。やはり緊張したんでしょうか。
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ラストは机くんに特訓される勉強一筋の千早でした。「のみ込め!ガブガブのみ込め!」
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いい話でした。そして、いろいろ考えさせられました。
頑張る若者がいて、それを見守る「先生」がいる。ひとはそれを「師弟関係」と呼ぶ。
そんな当たり前の人間関係が今の世の中どれくらいあるのだろうか。

【今回の一首】

わたの原 漕ぎ出でて見れば 久かたの 雲ゐにまがふ 沖つ白波
法性寺入道前関白太政大臣

(大海原に漕ぎ出して、ずっと遠くを眺めていたら、まるで雲かと見間違いそうな白波が沖に立っていた。)

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2012/02/15

「ちはやふる」第十九首「ながらへば」

「運命」の一戦は続く。

観衆の視線を集めるかなちゃんと机くんのD級決勝戦。
一方、ヒョロくんの視線を一人占めする太一と肉まんのB級決勝戦。

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徐々に差が付く机くんとかなちゃん。「お手つき」の差は焦りとリズムの狂い。
しかし、かなちゃんもかなり消耗していた。
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机くんは8枚差残り10枚で札を寄せるという荒技。
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自陣の全部払っていく作戦だ。
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功を奏して5枚差。盛り返すかなちゃん。あと1枚。そして・・・。
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D級はかなちゃんが机くんを振り切って優勝。「かなちゃんおめでとう。」机くんさわやかです。
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感涙に噎ぶかなちゃん。
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千早も2人の戦いにすっかり魅了されたようです。
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で、B級はどうなった?忘れてたーっ!
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こっちはこっちで大激戦。両者とも札はあと残り一枚。
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「運命戦」となった。つまり、先に読まれた方が勝つ。読み手の引く札によって勝負は決まるのだ。
お互い自陣の札が先に読まれることを信じるしかない。

どうして見てなかったんだろう。こんな大事な試合を!
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空札が続く。疲労が蓄積していく。そして、運命のとき。

読まれたのは肉まんくんの陣の札だった。
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満場の拍手の中、2人を見つめる千早。
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優勝した肉まんくんはA級に昇格。太一はまたしても涙をのんだ。
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そこへ肉まんくんがやってきた。
「真島が部長で良かったよ。肉まんとか机とか変なあだ名つける天然バカよりもよっぽどいい。
 これからもお前と頑張っていく。」

ロビーでの2人の会話を聞いた千早は「が~ん!」
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瑞沢高校競技かるた部の成績。

入賞者4名(肉まん・奏・太一・机)
優勝2名(肉まん・奏)/準優勝2名(太一・机)
昇級3名(肉まん・奏・机)

・・・一回戦負け1名(千早)


戦いは終わった。奏母による車での送迎。
D級は3位に入ればC級獲得。というわけで、かなちゃん、机くん共に仲良くC級になりました。

車中居眠りをした太一を抱き寄せる千早。
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団体戦やりたいね。
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あだ名でなく名前を不自然に呼ぶ千早。そんな千早に肉まんくんは「天然バカでいろよ」と。
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これからも仲間たちと前へと進んでいく。

そして、新はかるたの世界に帰ってきた。
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「名人戦西日本予選」に出場を決意。あの同じ場所に戻るために。


【今日の一首】

ながらへば またこの頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき
藤原清輔朝臣

(長く生きれば辛い今を懐かしく思うのかな。辛く苦しい過去でも今では恋しいのだから。)

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2012/02/08

「ちはやふる」第十八首「「はなそむかしのかににほいける」

A級になって初めての一般参加大会。埼玉県戸田市です。

やはり大会は袴です。太一の着付けはもちろん大江ママ。「いやぁん、利恵子よぉ。」(CV:久川綾)

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今回のポイントはおばさんです。

「毎回、着るのなら自分で着れるようになろうかな。」机くんの一言に食いつく大江母子。商魂たくましい。
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昇級目指して優勝と気合いを入れる太一。千早緊張気味。
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「プロ野球にデビューする高卒ルーキーの気持ち。」
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「え?」
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憧れのA級の大会へいざ出陣!
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千早の一回戦の相手は金井桜さん。(CV:かないみか)競技歴35年のベテランです。見た目はブリブリ。
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「か、かわいい~。」
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「知ってる。」「知ってるんだ。そっか~。」
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間抜けな会話を挟みつつ試合開始。最初は速さで取る千早。
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しかし、これではいけません。
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今日のテーマは速く出過ぎない、ミスのないかるたです。
しかし、そうそうすぐにスタイルは変わりません。
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徐々に桜さんのペース。「ラッキ☆」とか「拾えるモノは拾う」とか。
相手の嫌がる配置に送り札。速いだけの千早とは違う桜のかるた。

6枚連続空札。「う、動きたい・・・」
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7枚連続空札で千早ミス。「ちはや」の札を送られてしまう。

「つまらないわね。綾瀬さん札とだけ戦ってるみたい。」
ハッとする千早。何でも1字決まりのタイミングじゃだめだ。

スタートラインを下げてみる。いろいろ考えてる千早を観て微笑む桜さん。札を動かされ頭を抱える千早。
『困りなさ~い。困って良いのよ、若人よ。青くってステキ。』
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桜の計算尽くのかるたにやっと気付いた千早。
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桜さんの呼吸を真似てみる。同じタイミングで動きだす。
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「呼吸」の大切さを学んだ千早でしたが6枚差で一回戦敗退。
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対戦後、桜さんを探す千早。子供を抱く桜さんと家族。
「おお~。かわいい~。」「知ってる。」「やっぱり知ってるんだ。そっか~。」
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桜さんにお礼を述べて高らかに宣言する。「なりたいんです!クィーンに!」

「・・・・・・・・・・・」「あらやだ、あたしだってなりたいわ。」
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「20年前はもっと可愛くて。あなたみたいにかるた界のアイドルって言われてて。」(言われてない)
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このとき千早は知らなかった。人生最大の苦悩を味わうことを・・・。

早々に負けてしまった千早だが、他の部員は頑張っていた。
B級決勝は太一と肉まんくん。D級決勝は奏と机くんが対戦。
キャプテンとしてどっちを観たら・・・。苦悩する千早。
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横には太一との一回戦を3枚差で敗退したヒョロ君。「勝ったヤツから盗めるモノは盗んでいく」と貪欲です。
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太一も肉まんもライバル心剥き出しです。
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机くんはデータ的に奏を分析済み。勝てると踏んでいた。視線が合ってキュンとなる机くん。ピュアですなあ。
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試合が始まった。千早は奏の姿勢の違いに気づく。
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奏の物腰の美しさに息を呑む観衆。

それは「袴」のおかげ。利恵子ママ述懐。
「奏は美人ではないけれど着物の力の借り方を知っている。『呉服の大江』真の歩く広告塔!」
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しかし、机くんも冷静に試合を運ぶ。音ではないかるたをする奏の弱点をついて流れを止める。
しかし、千早ほどの「感じ」がないため決定打にはならない。

奏の取り方。札の送り方。これも千早とは違うかるた。
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「キャプテンじゃない。応援じゃない。私も盗めるものは盗んでいく!」
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2人の戦いを凝視。

その頃、隣ではヒョロ君しか見てないけど熱闘中!
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あ、あんまりだ。
この2人の戦いの「運命」は・・・。以下次週(予定)。

人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける
紀貫之

(人の気持ちはよく分からないな。故郷の梅は昔のまま香ってるんだけどね。)

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2012/02/01

「ちはやふる」第十七首「みちこそなけれ」

秋です。秋と言えば体育祭。クラブ対抗リレーです。

予選を勝ち抜いて6位で決勝進出した競技かるた部。
第1走者は千早。中学時代陸上部の実力を遺憾なく発揮。

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好スタートを切ってバトン代わりの札を太一にリレー。

2走・太一も女子の歓声の中、食い下がる。
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3走はかなちゃん。弾むむn・・・で男子の視線を独り占め。
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4走。机くんも踏ん張ってアンカー・肉まんへ。
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肉まん大激走!
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各運動部のバトンミスのあり見事優勝!新入部員大募集中!
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・・・しかし結果は、見学者2名のみ。ヘタれる千早。
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まあ、こんなもんです。そんなことより練習練習。
太一が近県でのかるた大会を調べてきた。10月にはA級のみの名人・クィーン戦の東日本代表決定戦。
各々実力を磨いて・・・あ、ちょっと電話。「・・・わかった、別れよう。」あまりのあっさり風味に部員唖然。
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相手は「たーくん」と言っていた彼女さんですね。

そんなことより練習練習。10月に間に合わせたい!
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沈んでる机くん。奏は身体ひとつで男女が戦うかるたは文化という。
「負けませんよ、机くん。」机くんを力づけるかなちゃん、マジ天使。
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太一と千早は帰りの駅のホームでも反射訓練。
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車中、金沢での大会に誘う太一。行きたいけど旅費が・・・。一緒に行きたいなら出してやれよ、太一。

太一の肩にもたれて眠ってしまった千早。
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太一はゆっくり手を動かして・・・・・・パンッ!千早反応!「見ちゃいけません!」「はっ!」
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「すげ~。」と笑顔の太一。
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太一は千早と2人で何処かへ行こうというズルイ自分に悩む。一人だけ出し抜こうとする自分にも・・・。

金沢の大会に出場した太一。しかし、そこには肉まんが。
イカン、集中集中。後ろにいるヒョロ君なんか眼中になし。
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その頃、千早は府中白波会で練習中。厳しい表情の原田先生。
千早の頭に浮かぶのはクィーン・詩暢のスピード。
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対戦した広史君に「千早ちゃんはいくら早くても怖くないよ」と言われる。
原田先生からは「早く取るのを止めなさい」と指導を受ける。
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翌日、部室で膝を抱える千早。
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「物凄く早く取れる札があっても、残り全部取られたらかるたは負ける。早さへの執着を捨てなさい。」
 
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当たり前と言えばそうなのだが千早には理解できない。自分から「スピード」を取ったら何が残るというのか。
マジで凹む。どんな難しい問題も10秒と考えないのに。
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一方、大会で壁に立ち当たった太一と肉まんも凹み中。

机くんはローテーション通り千早と練習試合開始。結果は15枚差で千早の勝利。机くんは対戦を分析。
自分が取った札の位置から千早攻略のポイントを指摘する。
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試合に勝つためには早いだけではダメなのだ。

奏は四字決まりの札について千早に問う。いろいろぐだぐた言う千早。
「黙らっしゃいっ!」と一喝。
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「難波潟」「難波江の」の札は同じ出だしでも200年の差がある。
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その背景を思えば札に色をイメージできる。「ちはや」の札が真っ赤に見えるのと同じで。

「私にとって、かるたは『意味』ですから。」
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千早は気づいた。自分は悲しかったのだ。自分にとってのかるたは早さだったから。
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千早は図書室で百人一首の本を読み耽る。
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早さだけじゃダメだ。机くんの良さを、かなちゃんの良さを。
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進路の第一志望は「クィーン」なんだから。
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【今日の一首】

世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
皇太后宮大夫俊成

(世の中には悲しみから逃れる道はないものだと思って分け入ったこんな山の中でも鹿が悲しげに泣いている。)

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2012/01/25

「ちはやふる」第十六首「おぐらやま」

今回は総集編&4コマ劇場です。総集編は各話レビューをご覧下さい。
というわけでまずは『ちはやとせふる』から行ってみよう!

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「おとしだま その①」
おばさんから2人分のお年玉を受け取った千歳。
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千早に10歳以上はもらえないと法律で決まったと嘘をつく。
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ネコババした2人分お年玉で高い服ゲット。
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100%「おさがり」の千早。なんと素直な子。
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「おとしだま その②」
モデルの撮影を見ていた千歳と千早。流行の服じゃなくてもお姉ちゃんは綺麗だよ、と千早。
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その一言で千歳はキュン。
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新しい服を千早にあげます。また新しいの買ってもらうから。母愕然。
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お姉ちゃんって優しいんだ~。なんて素直な子。
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「おとしだま その③」
お年玉いくらもらったか新に訊く太一。
10歳以上はクリスマスとお年玉はもらえないと法律で決まったんだと言う新。
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そうだよと同調する千早。
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太一、「法律違反」の汚名を着せられる。
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太一の11万5千円という答に同級生も「法律違反」「犯罪」攻撃。
「おとしだま 完」
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『友達のイメージを四字熟語で語ってみよう』
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「天衣無縫」(太一→千早)
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「焼肉定食(大盛)」(千早→肉まん)
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「情報収集」(肉まん→机)
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「詩歌管弦」(机→奏)
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「器用貧乏」(奏→太一)
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「よかったね、太一。ぴったりジャン。」
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『肉まんTシャツ』
①「HARAPEKO」
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②「大盛」
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③「山盛」
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④「特盛」(背中は「メガ盛」)
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シルクスクリーンが趣味の姉が作ったと。というわけで「肉まんの姉」登場。「ツンデレ?」「ピザまん!」
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OPの「MI」「ZU」「SA」「WA」「GO!」のチームTシャツも製作。
しかし、これではオーダーが変えられない・・・。
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どうやら「姉ちゃんの好きな順」らしい。というわけで千早最下位、太一下から2番目。
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「はっ!一位」机くん視線を感じてます。
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『男子のここだけの話①』
「彼女にするならどっち?」肉まんくんと机くんは、かなちゃん推し。
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「綾瀬とかありえねーだろ!」
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『男子のここだけの話②-太一反撃編-』
「おまえら・・・乳だろ?」
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「大江さんの巨乳がポイントだろ!」
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机くん「綾瀬とのデートは想像出来ない!カルタの練習になる!」と反論。
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かなちゃん3票?かるたバカ0。
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『女子のここだけの話①』
「かるた部で付き合うとしたら誰?」
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「かなちゃん」「え!」
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「かなちゃんおめでとう」(祝・一人勝ち!)
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『女子のここだけの話②』
「そうじゃなくて!男子で!男子で付き合うなら誰よ!かるた部限定じゃなくていいから!」
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「真剣に答えていいの?」
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「あー待ってっ!本編に支障がでるから言わないで!」
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答はこちらの方ですネ。
「まだまだつづくよ」と原田先生。素敵すぎる。
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ここでED。

『もういちど友達のイメージを四字熟語で語ってみよう』
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「今度は焼肉定食とか言うなよな。」「おうともよ。」
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「頭脳明晰」(肉まん→机)
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「才色兼備」(机→奏)
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「眉目秀麗」(奏→太一)
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「猪突猛進」)(太一→千早)
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養豚羊頭狗肉」(千早→肉まん)
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「そんなこんなで今年もよろしくーっ。」
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須藤先輩とヒョロ君でおしまいです。
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まだまだ続くようで嬉しいですね~。

【今日の一首】

小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ
貞信公

(小倉山の紅葉よ、心があるならもう一度ある帝の御幸まで散らないでおくれ) 

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2012/01/18

「ちはやふる」第十五首「つらぬきとめぬたまそちりける」

クィーン・若宮詩暢に挑む千早<後編>

圧倒的なクィーンから2枚連取した千早。勝つ気満々。

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しかし、大局には影響がない状態であることに変わりはない。
ただ、詩暢の顔からクィーンスマイルが消えた。
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流れを持ってきたいところだが、苦手の大ヤマ札を連取される。甦るクィーンスマイル。
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やっと体が温まって動くようになってきた千早の腕。「もっと自由になりたい。」
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「体が強張るほど強い相手を前にしても。巧く言えないけど、強いってそういうこと?」
クィーンとの対戦で千早はまたステージを上がったようです。

結局5枚しか取れず20枚差でクィーンの圧勝。
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詩暢は礼を言って会場を出て行く。行った先は対戦表。「東京都・・・瑞沢高校・・・綾瀬千早・・・」
『次は1枚も取らせない!』
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ひいぃぃぃぃ・・・!

そこへやって来た千早にニッコリ笑顔の詩暢。
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「スノー丸のTシャツカワイイですね」と言われポッと赤面。
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千早以上に落ち込んでいた太一。ロビーで見た千早は泣きながら腕を繰り出す練習。
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「今日だ。今やっと千早の夢が本物の夢に。」その姿を見て黙って立ち去る太一は自らの試合へ向かう。
太一もかるたに青春をかけてみる気になったようです。

A級は12枚差で須藤に勝った詩暢が優勝した。
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会場でブツブツ言い続けてる千早の元へ奏がやって来た。太一がB級の決勝で戦っているという。
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慌てて試合会場へ向かう千早。試合は一進一退。6試合目の太一はさすがに疲れが見える。
前の試合の記憶が消えず珍しくミスを犯す。
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千早は机くんの手を握っていた。机くんは奏の手を握る。
奏も肉まんくんの手を握ろうとするがただならぬ気配にそっと放す。
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脳が痺れる。それでもまだ頭は動いていた。しかし、腕が動かない・・・。
結果、3枚差で敗れた太一は準優勝。相手は富士崎の3年生。良くやった、十分だと言い聞かせる太一。
しかし、メンバーは画に描いたようなガッカリっぷり。
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「準優勝が一番悔しい・・・!」涙をこぼす肉まんくん。誰よりもその悔しさを知る男の涙。
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「泣くな。俺はまだ泣いていいほどかけてない。悔しいだけでいい。」
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大会は終わった。近江神宮に深々と頭を下げる千早たち。
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瑞沢高校競技かるた部を光り輝く社が見送っていた。
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東京に戻った千早たちは体力のなさを痛感。太一の呼びかけで夏休みは体力作りも練習メニューに加わった。
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ランニングでは肉まんくんも優勝目指して奮起します。「離されるな!付いていけ!ライバルだ!」
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練習後即寝した千早はスノー丸の夢を見る。
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最近、詩暢とスノー丸の夢をよく見るという。魘されているようですが。「新は夢に出てこないんだな。」
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夏ももうすぐ終わり、ライバルたちも動き始めている。新は福井南雲会へ赴き、かるた界へ復帰。
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詩暢は一人で黙々と千早は仲間と練習を積む。また会うために。

2学期。「かるたの秋」が来る。


【今日の一首】

白露に 風の吹きしく 秋の野は 貫き留めぬ 玉ぞ散りける
文屋朝康

(白露に秋の風が吹きつけて、まるで留めていない真珠のように吹き飛んだよ。)

真夏の全国大会が終わり、季節はもうすぐ秋。
正月のクィーン戦に向けた戦いに向けて弾けたようです。

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2012/01/11

「ちはやふる」第十四首「はなよりほかにしるひともなし」

クィーン・若宮詩暢登場!

全国大会個人戦は級別の対戦となります。太一と肉まんくんはB級。奏でと机くんはD級。A級は千早だけ。
D級は段位なしのグループです。「今日は敵ですね机くん!」カナちゃん燃ゆ。

対戦を確認しているとすぐ後で「クィーンが出てる」と須藤先輩。
クィーンの対戦相手は北央の後輩・甘糟くんらしい。

そして。期待にそぐわぬダサイ格好で登場した女性。彼女こそ最年少クィーン・若宮詩暢である。

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「よほどカルタがお好きなんやねぇ・・・。」
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ぶちっ。素でイヤミが染みついたクィーンに須藤先輩ブチ切れ。
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「ブッコロス!」ついでに千早に「お前もブッツブス!」
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「私の目標・・・。」千早はその姿に目を奪われるのであった。

1回戦開始。クィーンのカルタが見たいと集中していない千早。
早々に札を連取される。そうこうしてる内にクィーンは速攻で勝利。24枚差。甘糟くん1枚しか取れませんでした。
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千早も集中し直して1回戦を突破。2回戦の対戦発表。「当たりたい。」「当たりたくない。」「当たりたい!」
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「若宮詩暢」の票の下に「綾瀬千早」が置かれた。早くもクィーンとの対戦が実現した。

クィーンの音のしないカルタに圧倒される千早。
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2回戦不戦勝の太一が見たものは一方的な展開。
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戦意喪失はしてないまでも狙い札が分かりやすい千早。
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狙っていても取れなかった札。どうすれば・・・どうすれば・・・。原田先生の言葉が頭を過ぎるが、打開できない。
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「ダディベア?」詩暢は千早のTシャツの柄に気を取られた。
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詩暢のTシャツはヤバカワキャラ「スノー丸」だった。
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ぽぇ~んと千早。
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ぽぇ~んと詩暢。
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「同じ16才の女の子だ。勝てないわけない」と。

千早の攻めガルタが通用しない。囲い手すらダメだった。
勝つ想像が出来ない千早。このまま1枚も取れずに終わるのか。
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そのとき、さいたまの高校生が会場の電気を不注意で消してしまう。
灯りが点いたとき、千早は落ち着きを取り戻した。応援に来ている女帝や太一の姿が見える。
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「手加減せんよ・・・」詩暢に新が重なる。
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悔しい、1枚くらい取りたい!12才の千早が叫ぶ。
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「失礼します」と立ち上がった千早は須藤ばりに相手を見下ろす。
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そこで詩暢が左利きだということにやっと気がつく。「どんだけテンパッてんの~!」ぐるぐるぐる~。
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「戻ってきた」千早。流れを引き寄せろ。守りガルタの一番奥を抜け。素敵すぎる悪魔の囁きが聞こえる。
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詩暢「変な子」。そりゃそうだろうな。クィーンから取る最初の一枚が1月のクィーン戦に繋がる。
「まぐれはイヤだ」ときわどいタイミングの札を相手に渡す。
「全ての札は自分の札」という原田先生のカルタではありえない。
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そしてついに最初の一枚を取った!
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おおーっ!初めてクィーンから一字決まりを奪った。
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あの時と同じ札で。
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「F音」。「ふ」になる前の「F」を千早は聞き分ける。

「ちはやふる」を送る千早。続く札も送り一発で連取!
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千早が完全復活。クィーンの目の色が変わった。
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圧倒的不利の状況の中、反撃の糸口を掴んで次回に続く。

1回で終わらすかと思ったんですけど前後編になりました。それだけどデカイ敵との対戦ですからねぇ。

【今日の一首】

もろともに あはれと思へ 山桜 花より外に 知る人もなし
前大僧正行尊

(私とともに愛しいと思っておくれ山桜よ。私をわかってくれるのは君だけだから。)

クィーンの「孤独」。それでも16才の女の子。それをわかってくれるのは千早だけなんですね。

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2012/01/04

「ちはやふる」第十三首「きみがため」

競技かるた全国大会団体戦開始。近江神宮に参拝する瑞沢高校競技カルタ部の面々。
「二拝二拍手一拝」のしきたりは大切です。
「アクシデントが起きませんように」と祈る千早に異変の兆候が。

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その帰り道。すれ違いにやってきたこの人は・・・。
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京都・津咲高校の若宮詩暢。現クィーンである。千早はまだ知らないのですが。
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そして迎えた大会当日。大江母子の着付けも万全。太一の着付けはもちろんイケメン好きの母が横取り担当。
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千早は喋らないし動かないので美人に見える。
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北央を倒した瑞沢に他校の注目が集まる。

予選Eリーグは強豪校なし。初戦を前に「捨て駒になる」と机くん。なんと熱いチーム愛。
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瑞沢ファイトーっ!
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緊張な面持ちの女帝にイケメンチェックに余念がない大江母。
試合開始。だが、千早の様子がおかしい。目眩・・・暑い・・・寒い・・・。
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その頃、新は近江神宮へ向かっていた。道に迷ったが。
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道すがらかるたを教えてくれた祖父の事を思い出す。

右半身不随。発作から認知症。かるたを忘れた祖父。落胆する新・・・。
福井大会の日。突然、祖父が戻った。祖父に後押しされて大会に出掛ける新。そして・・・。
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やはり辛い。会場を前に踵を返す新。そこに聞こえる畳を叩くかるたの音。
新はついに会場の扉を開けた。そこには必死で戦う太一と千早がいた。

しかし、千早は限界だった。崩れ落ちる千早を抱き留める太一。
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「綾瀬、棄権します。」
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千早を抱えた太一は新に千早を託す。
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控室に運んだ千早に付き添う新。気がついた千早は新を見た。
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試合に戻ろうとする千早を止める新。泣き崩れる千早。「真っ直ぐなまま」の千早を見て新も決心が付いた。
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千早は病院へ搬送。そこへ運営の吉岡先生が声をかける。綿谷先生にまた会える。新のかるたは綿谷先生そっくりだ、と。
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千早はそのままホテルで休んでいた。目が覚めた千早が部屋の扉を開けると・・・。
そこにいたのは北央のどSこと須藤先輩。
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体調不良で棄権とはありえねーっ!怒濤の責めにさすがの千早もポロポロ涙をこぼす。
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そこへ帰ってきた太一たちに土下座する千早。
なんと机くんが初勝利!
しかも2連勝!

なんとか千早抜きで決勝トーナメントまでは進んだようです。

「朝一の新幹線で帰ったら」という机くんにガーン。
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「絶対治す!」と明日の個人戦へ意欲を燃やす千早。太一は新からの土産物を千早に渡す。

「次は試合で。」と書かれた包み紙。「届いてたんだね・・・」と涙をこぼす千早。
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初めての全国大会・団体戦は残念な結果でした。今回はクライマックスと見せかけて新の回だったわけですな。

新年一発目は新の復活、クィーン若宮詩暢登場と新展開。何話までやるのか解りませんが楽しみになってきました。


【今日の一首】

君がため 惜しからざりし 命さへ ながくもがなと 思ひけるかな
藤原義孝

(君のためなら惜しくないと思った命も、会えた今はできるだけ長くと思います。)

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2011/12/21

「ちはやふる」第十二首「むらさきのゆきしめのゆき」

見事全国大会のキップを手にした瑞沢高校競技かるた部。
初めてのトロフィーを手にする千早。「私たち勝ったんだ!」

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閉会式後、トロフィーを奪い抱きしめるヒョロ君。悔し涙で「来年は絶対取りかえす」と。
須藤がヒョロ君を窘め、トロフィーを千早に返す。「東京の代表が無様な試合したら許さないよ。」
トロフィーの重さを実感する千早。
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自宅に戻って喜びの報告をしようとしたその時!姉・千歳もご帰還。出演したクイズ番組の放送が今日らしい。
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しかし、ボタンを押さないのでほとんど映っておらず。千歳を励ます家族を尻目に部屋を出る千早。
『あたしもかるたで全国大会行くんだよ。東京代表になったんだよ。』
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次の日、女帝の態度は冷めたもの。引率も出来ないと。インターハイに出るテニス部の合宿がある、と。
代わりの柴田先生は「鳥人間コンテスト」が目当てとは・・・。

女帝の言葉で机くんの成績が下がったことを知る。
「辞めないで机くん!」公衆の面前でいきなり抱きつく。スリーパーホールドにしか見えんが。
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「辞めないよ」という机くんにホッとする。しかし成績下から5位は気にした方が良い。がくっ・・・。

ともあれ全国大会へ準備をせねばならぬ。奏と机くんは肉まんくんの所属する翠北かるた会で練習。
千早と太一は府中白波会での練習へ赴く。原田先生ここぞとばかりに熱血指導炸裂。素敵すぎる。
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その帰り道、千早はプレッシャーに潰されそうになっていた。
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太一は千早のほっぺをぐにぐに。「お前は思ったこと我慢できるようには出来てねぇ。言え。」
「太一あたし、全国大会コワイみたい。」
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負けたらどうしようとか、いろいろ。
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ビシィッ!
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「うっ!」太一の脳天唐竹割が炸裂。踞る千早。
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ヒョロ君が持ってきてくれたデータを見せる太一。
「北央も他の高校も全部連れて行く。一番近い味方なんだよ。」

自宅に戻った千早。誰もいない。千歳姉さんはサイパンへお仕事。母は姉を送りに成田へ行っているらしい。
そこでも交通費と宿泊費の工面で悩む千早。携帯電話にもメールは届いていない。どうしたらいいのか。

千早はふとみた新聞が切り抜かれているのに気づいた。記事は父のスクラップブックの千早?に貼られていた。
娘の活躍を記録したスクラップブック。『千早すごい!』その一言で千早は感極まり、わーん、と泣き出す。
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翌日、立ち直った千早。いろいろ準備を始めるかるた部。
奏の配置について肉まんくんはダメ出し。自分で考えたくなったらしい。基本に忠実にという肉まん。
「おとの歌全部言ってみてください」という奏。「歌全部なんて覚えてねぇよ」という肉まん。

ぶちっ!奏キレる。
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歌の意味が大切なんですね、かなちゃん。

テニス部の練習の帰りに部室を窺う宮内先生。千早たちの迫力に思わず息を呑む。

日が暮れてきた。「あかねさす・・・」思わず口ずさむ奏。
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「かるたが歌であることを忘れたくないんです。」
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宮内先生登場。トロフィーをよこしなさい、と。抵抗する千早だが、先生は穏やかな顔で言った。
「校長室の前のケースの一番良い所に飾りましょう。大事なトロフィーなんだから。」

宮内先生はかるた部の引率することに決めた。というわけで全国大会へ出発。
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奏に教えてもらってから真っ赤に見える「ちはや」の札。
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新の言葉が甦る。「真っ赤やよ。」
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そして、千早はついに真っ赤な近江神宮の前に立った。
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【今日の一首】

あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る
額田王

(こんなあからさまに袖を振って求愛したら今の夫が見ちゃうじゃない。)

かなちゃんの一番好きな歌だったんですねぇ。

大海人皇子(前の夫)に求愛される額田王。
天智天皇(今の夫)に気づかれるのではと気が気ではありません。
ということは前の夫=新、今の夫=太一ですかね。
でも千早の好きな人は原田先生ですが。

次回「きみがため」の放送は1月3日です。

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2011/12/14

「ちはやふる」第十一首「あまつかぜ」

東京都予選団体戦決勝・瑞沢対北央。

走ってくる原田先生と坪口さん。どうやら坪口さんが負けたので応援に来られたようです。
そして2人が見たものはどんよりする千早たち5人。

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オーダーに迷っています。えーとえーとボンッ!
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「もういい!これで行こう!」オーダー表をあだ名で書いてはいけません。
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適当に見えてしっかり考えたオーダーでした。「誰が相手でも勝つんだから!フンッ!」鼻息も荒く。
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オーダー提出後の太一と再会した原田先生。ネガティブだった前回との変わりように満足げな表情。
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一方、北央陣営ではヒョロ君がひょろっとカード占い中。瑞沢のオーダーを見事的中させます。
どS・須藤は当然千早と対戦。ヒョロ君は負けたことがないから太一と対戦希望。
「太一が苦手意識」を持ってると公言するがどうかな?その他は甘糟君が適当に決めました。

試合前、北央顧問・持田に歩み寄る原田先生。持田は須藤は将来名人になる器と話す。
そう言われては原田先生も負けてはいません。
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「そんな彼も私の教え子に負けるかもしれないんですけどねぇ。」と負けず嫌い全開。素敵すぎる。

その頃、新はポツーンと本屋でバイト中。お客といえば昼寝に来るネコばかり。
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暇なのでメールチェックなどしてみます。自宅のパソコンが調子悪いらしくたまり放題。
あの誕生日の返信から千早オンリー49件。そして15:01のメールで今、決勝戦の最中だと知る。

そしていよいよ決勝戦が始まった。須藤は「ちはやふる」の札をど真ん中に置く幻惑配置。
み・ず・さ・わ・ファイトォー!
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いきなり全員取られた。序盤は北央ペース。
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ここからだ!攻めるぞ瑞沢ーっ!
そんな中、机くんが一矢を報いる。
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チームの1枚を取りに行く。そして初めて札を取った。「連取!」と叫ぶ千早。
自分ではなくチームで連取です。みんなに盛り立てられ徐々に挽回していく。
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読み手の特徴を掴んだ千早に焦った須藤はミスしてしまう。「やった。らっき。」(カチン!)
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悪い流れを間を外す須藤。「やっぱり見下ろすって落ち着くなあ。」とドSモードへ。
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相手陣に攻め込んでの囲い手。それは新の得意とする手。それを思い出して頬を赤らめる千早。
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「惚れられたかな」(須藤)。ないない。ないですから。

「ちはやふる」の札を移動させる須藤。一瞬、チクショーな千早でしたが、「でも面白い」と切り替える。
「あれは特別な札だからどんなトコでも手が届くよ。磁石みたいに。」
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千早対須藤のスコアはセイム。北央のエースを押している。
甘粕君は肉まんくんに心理作戦。「あんなに強かったのに。」
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引っかかり、連取される肉まんくん。ここで奏の特攻作戦。机くんの猛抗議。
肉まんくん、一回転レシーブ炸裂!ナイスファイト!
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しかし現実は厳しく、奏・机くん敗退で2敗。あとがなくなった。
太一は札の確認。「な」の札、要注意。ひっかかるな。
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引っかかったのはヒョロ君の方でした。ミスをしないカルタが太一の持ち味。瑞沢1勝!
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ここにきて自陣を守ろうとする須藤に持田先生が一喝。須藤と千早は一進一退。
その間に肉まん勝利で瑞沢2勝!勝ちたいと思った須藤が見た千早の眼。
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それはカルタをする喜びに満ちあふれていた。

「ちはやぶる~」ぱしっ!
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決着はついた。札を持ったまま千早即寝。
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太一に抱きかかえられる。仲間が集まってくる。
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瑞沢高校全国大会出場決定。
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新にメールが届いた。18:01。

横向いた画像に首を傾げる新。なんか可愛かった。
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私の新しい仲間だよ!近江神宮に会いに来て!
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【今日の一首】

天津風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむ
僧正遍照

(天の風よ、雲の通り道を吹き閉ざせ。天女の舞をもう少し見ていたいのだ。)

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2011/12/07

「ちはやふる」第十首「ゆくもかへるもわかれては」

六月。東京都予選がいよいよ始まる。袴姿で気合い十分の千早キャプテン。

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肉まんくんと机くんも着付け完了。奏も満足げ。「まるで巡業か七五三。」
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受付にはなんと大江呉服店のパンフが。「大江さんの商才侮れない・・・。」

控室の人々を見て興奮気味の千早が太一に言う。
「みんなカルタバカなんだよ!」「いや、それは皆さんに失礼だ・・・。」
早速、新にメール。しょっちゅう送ってるみたいですが返事は・・・「ビックリするほど来ない!」
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千早はそこで「ヒョロ君」と再会。忘れていたが。
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ヒョロ君はカルタの名門・北央高校所属。エントリー8人中2人がA級。全国大会の常連である。

駆け出した千早は奏に飛びつく。「わ~ん!カナちゃ~ん!」「ダメですよ千早ちゃん。」
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「女たるもの、雑巾掛けしてる時もお布団干してる時も美しくないといけません。」「もちろん戦う時も!」
奏の言葉に気を引き締めて試合開始。
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リーグ戦初戦は3勝2敗で勝利。どんよりする奏と机くん。
千早は新にメール中。奏は肉まんから事情を聞いて「瀬をはやみ・・・」とキラキラ。
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リーグ戦2戦目で奏、初勝利。4勝1敗で連勝。
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結局3戦全勝でリーグ戦突破。

「机くん」は自分は「全国大会に出るための数あわせ」だと怒る。
太一は1試合だけ休んでいいが決勝には出て貰うと部長命令。

メールを打っていた千早。オーダーで負け駒扱いしようという肉まん。
それを止められなかった太一。自分のことで精一杯の奏。

「まだチームになれてないんだよ」と太一は他のメンバーを諭す。

準決勝は4人で臨むことになった。駒野とまた戦うために負けられない。
しかし、千早の心は乱れたまま。初っ端、全員取られた?いや、太一と肉まんくんは取ってる。
相手の大きな声に圧倒される瑞沢高校。「ここで負けたら・・・全部無駄に・・・。」
そして、千早が「ちはや」を取られた。「音が・・・遠い・・・。」
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試合の様子を見ていた北央の須藤。ヒョロ君はひょろっとカードでオーダー占い。
須藤は決勝では千早と対戦したいと言う。「きれいな子を・・・苛めたい。」ドS炸裂。
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準決勝の様子を控室で聞いた机くん。「綾瀬は負けない!」と駆け出す。
札を派手に飛ばした太一。は3人の頭をポンポンポン。
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「千早、お前は息をするだけで勝てる。」深呼吸して周りが見えてきた千早。
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対戦相手、机くんの姿、グラウンドの音、鳥のはばたき・・・。
音と自分を取り戻した千早は「よっしゃーっ!」と反撃開始。
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6枚差をゴリゴリ攻めて徐々に挽回。千早もSか。
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肉まんと太一が勝利。粘っていた奏は惜敗。2勝2敗で決着は千早に託された。

「がんばれーっ!綾瀬ーっ!」おや、宮内先生が。
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ウイニングショット!
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手を取り合う太一と肉まん。
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感極まる奏。
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そして、寝る千早。
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3勝2敗で瑞沢高校決勝進出。

奏は机くんを追いかけ帯を直しながら話す。ここにいる人は足の甲にタコができるほど努力してきた人たち。
「タコができるまで頑張りましょうよ。」カナちゃん、天使。
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そこへ酔っぱらい千早を抱えた太一と肉まん。
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「仲間にするなら畳の上で努力し続けられるヤツがいい。」机くんは頭を下げる。受け入れる仲間たち。
「瑞沢ファイトォー!」
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・・・がくっ。寝言か。
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ラストは満足げな千早の寝顔でした。
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【今日の一首】

これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関
蝉丸

(これが行く人も帰る人も知人も知らない人も出会うという逢坂の関か。)

逢坂の関は山城と近江の関所。
東京都予選は近江神宮への「関」というわけですな。

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2011/11/30

「ちはやふる」第九首「しのぶれど」

いよいよ5人揃った瑞沢高校競技かるた部。正式承認を宮内先生に申し出たものの・・・

女帝、部長・綾瀬を却下

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ともあれ、顧問も引き受けてもらい部として承認されました。

部長は太一、千早はキャプテン襲名(自己申告)。
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早速、練習方法を考える太一たち。A級昇格は優勝か準優勝2回が必要と説明する肉まんくん。
アンタ、全国大会準優勝2回じゃなかったっけ?で、なんでB級?
あ、かるた会によって違うって言ってたか。

千早は初心者の奏と机くんに強くなってもらうため実戦重視。
「部長とキャプテンとどっちが偉いと思ってるの!」
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「どっちだろう・・・。」

圧倒的な実力差に凹む奏。千早は初対戦で手を抜かなかった新のことを話す。太一は少し怪訝そうな表情。
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部の方針としては都大会に出場して優勝。近江神宮での全国大会を目指す(千早・談)ことに。
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帰りの電車の中で千早は心配する太一に言う。「みんなとチームになりたいの。」
その千早の思いに太一も応えてやりたいと思った(たぶん)。

翌日、奏でと机くんに札の配置について教える太一。2人の間にもライバル心が芽生えてきたようです。
その練習で奏は太一から初めて札を取った。自分の名、「大江山・・・」の札を。
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「仲間」を実感する千早。新から貰った「かるたの世界」がどんどん広がっていく。
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しかし、圧倒的に練習量が足りない。そこで開校記念日絡みの連休を利用して合宿をすることになりました。
場所は太一の家。結婚式で太一しかいないらしい。

メンバーが来るまでは太一と千早の2人きり。太一の部屋を見せてと階段を駆け上がる千早。
その手をグイッと掴んで太一が言う。
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「男の部屋になんかポンポン入るもんじゃねぇし、オレだって入れねぇよ。」
千早、掴まれていた左手をじっと握る。

格差社会を実感した肉まんくんたちが到着。太一は肉まんくんに何か頼んでいたようですが・・・。
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コレクターズルームで太一のトロフィーや賞状を見せる千早。それにしてもあの歳で漢検準1級とはスゴイね。

千早は「ミセスプレッシャー」こと太一の母が苦手。
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そんなことでは結婚後は同居できませんな。

「お前ら練習に来たんじゃねぇの?」と太一。その通りでございます。と練習開始。

2日間で15試合というハードスケジュール。あまりのハードさに5試合終了時で限界の奏と机くん。
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今日はこれで終わりにしようという太一に反論する千早。それでも続けようと言う千早を太一が止める。
「一生懸命やってくれてるヤツを潰す気か!」
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というわけでカップ麺による夕食タイム。食欲のない2人に対して、3つ食う肉まんくん。

そんなとき、千早の耳が何かを聞いた。「逃げるよカナちゃん!」

太一の母と妹が突然の帰宅。なんとか逃げ出した千早たちだが、奏は眠ってしまう。
奏をおんぶして千早は自宅へと帰る。
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ベットに横になっても太一の言葉が頭を離れない。「ダメだなあ・・・あたし。」自己嫌悪に陥る千早。

そんなとき携帯に着信。ガバァッと起きあがる奏。
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千早を連れて河原へ走る。
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そこには太一と肉まんくんと机くんが待っていた。言いたいことがあるという肉まんくん。いきなり謝る千早。
「いいんじゃね?」肉まんくんの言いたいことはそれじゃなかった。
バースディケーキを持って「おめでとう!」。
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今日は千早のバースディだった。「千早が笑ってればカルタは楽しい。ホントだよ。」
突然の仲間たちからのプレゼントに涙を流す千早。
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千早、ケーキを食う。特に回りの「皮」の部分。そこへ太一の携帯にメール着信。
文面を見て閉じようとする太一の所へ千早が駆け寄る。

千早のスプーンにはケーキの「皮」の最後の一切れ。あげなーいという千早のスプーンを太一がパクリ。
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口を拭った太一は千早にメールを見せる。
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それは新からの誕生日おめでとうメールだった。

「今日は最高の誕生日だ・・・!」
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仲間たちに囲まれ、夜空を見上げながら千早はそう思うのだった。


【今日の一首】

しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで
平兼盛

(隠しても顔に出てしまっていた私の恋心。恋してるの?と訊かれるほどに。)
 

随所に太一の千早への想いが出ていました。演出や構図の取り方も細かい部分で効果的でした。
太一の恋心も誰かに気付かれる時が来る。当の本人(千早)以外の誰かに。

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2011/11/23

「ちはやふる」第八首「たえてひさしくなりぬれど」

第5の男・その名は肉まんくん。
早朝から校門で勧誘に勤しむカルタ部部員たち。しかし、生徒たちのあまりの無関心ぶりにガッカリ。

おかげで千早は授業中爆睡。朝食も摂っていない。
早くみんなに追いつかなければと百人一首の勉強をする机くん。努力家です。
その横で千早のお腹が大音響でグ~ッ。お昼はちゃんと食べた方がいいと机くん。優しいです。
早速購買でおにぎり購入。50円とは格安です。お目当ての焼きそばパンは売り切れでしたが。

そこである人物を目撃。その口にくわえた・・・。「肉まんくん見つけた!」

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肉まんくんこと西田優征は小学生の時、対戦していた。
しかし、彼は現在テニス部に入部していた。小学生の全国大会で新に決勝で負けたからか。

放課後、太一は奏と机くんに「送り札」の説明。
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太一を伴って様子を見にいった千早ですが・・・。
「経験者はカルタ部入れーっ!」
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肉まんくんに襲いかかりマウントポジション。
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さすがに太一が止めに入ります。太一もここで再会。
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お願い顔で勧誘しますが肉まんくんは拒否。
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彼は中学からテニスを始め、高校でも続けるという。カルタはかるた会でやればいいと。

テニス部でもカルタのリズムでプレーする肉まんくん。陰から見ていた千早の一言に気がついてペースを乱す。
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ボールを拾いに来た肉まんくんに一言。「カルタの代わりにやるなんてテニスが可哀相だよ。」
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調子が出なくなった肉まんくんは「早退」を申し出る。

その頃、カルタ部では奏と机くんに太一がルール説明中。そこへやってきた肉まんくんは「小学生以下」と。
「カルタは才能なんだ!」と叫ぶ。よっぽど新の存在がトラウマになっているらしい。

そこで太一は千早と勝負してみろ、と。努力してきた者がどれくらい強くなったのかを確かめろと。
太一の策略にハマリ、勝負を受ける肉まんくん。
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条件はこれ以上勧誘しないことと肉まん1ヶ月分。
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「オウともよっ!」
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というわけで全国2位(当時)の肉まんくん。絶えて久しい3年の時を経て、千早と対戦することになりました。

序盤リードする肉まんくん。その脳裏に甦る過去。
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カルタをやって褒められたこと。新に負けた時のこと。才能の差を見せつけられカルタから逃げたことも・・・。
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なぜ、自分はカルタをやっていたのか。
そんなことを考えているうちにいつの間にか千早逆転。
千早の動きを見て送り札を決めるなど集中してきた。「千早・・・わっかりやすすぎ・・・。」太一苦笑。
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大戦中の真っ直ぐな千早の眼を見て思い出す。自分もこんな眼でカルタをやっていたのだと。
千早も嬉しかった。肉まんくんがカルタを嫌いになったわけではないとわかったから。
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というわけでマジモード発動。
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勝負は千早の逆転勝利。
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立ち去る肉まんくんを呼び止める太一を制する千早。「楽しかった。ありがとう、一緒にカルタやってくれて。」

そこへやってきた女帝(テニス部顧問)に肉まんくんはテニス部の退部を申し出る。
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入部に際して一言「コイツに肉まんって呼ばせるなぁーっ!」
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「もう一戦やろう」という千早に「リベンジだ」と部室に入る肉まんくん。
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ついに5人目の部員が揃った。唯一の全国大会経験者ですから大きな戦力になるでしょう。
かくして瑞沢高校競技カルタ部は誕生したのだった。

「もうひとりじゃない」
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これから千早は仲間たちと共に歩んでいく。クィーンへの道を。

原作では2ページで入部した肉まんくん。大会での回想シーンを絡めてくるのも予想通りでした。
新との関係を千早とし別角度で描けるキャラですね。

【今日の一首】

滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ
大納言公任

(滝の音が途絶えて久しいが、その名だけは今も噂に聞くんだよ!)
 

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2011/11/16

「ちはやふる」第七首「ひとこそみえねあきはきにけり」

カルタ部員4号は君だ!

正式発足まであと2人となった競技カルタ部。大江奏さんを迎え3人で活動中。
千早が太一と対戦。奏はCD操作(読手)担当。

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反応が早い千早に1字決まりでは勝てない太一。
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対戦後、白目剥いて即寝する千早。
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千早の凄さを太一から聴いて奏の期待も膨らみます。全国放送で大江呉服店の着物が・・・。
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「名人目指しているわけじゃないから勝てなくてもいいんだけど・・・。・・・だけど、アイツだったら・・・。
 練習相手が新だったら千早はもっと強くなれるのか・・・?」

太一は寝てしまった千早を見て、心の中で呟く。
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突如、ガバッ!と起きあがった千早は勧誘に出発。目指すは4人目の男、同じクラスの机くん(駒野勉)である。

机くんはトイレ以外机を離れないガリ勉クン。しかし、いつも太一にテストで勝てず2位止まり。
学校は嫌いだが勉強は好き。机だけが友達。だから机くん。千早はワイロのジャムパンを持って机くんを勧誘。
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「何かメリットがあんの?」とかグタグタ言う机くんに千早ブチギレ。
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「つべこべ言わず一回やれ!」と机ごと机くんを捕獲。部室に連行。
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カルタは頭のいい人に向いている。太一の言葉に触発された末の犯行であった。

部室でも悪態をつく机くん。さすがに太一もむかつく。机くんの方はなんで太一がここにいるのか、不思議がる。
暗記力は勉強に役立つという千早に机くんは難題を提出。

札を裏返しにしたままカルタをやる。

どうしても部員を捕獲獲得したい千早は焦りつつ太一と対戦する。
いい加減暗記の千早は自信がないのかいつものキレがない。

太一は「千早に勝てる・・・?」と感じていた。札の配置を動かしたり、真剣勝負。ええーっ!
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千早も感じていた。「練習してくれてる太一じゃない。」
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「勝てなくてもいいんだけど・・・。そんなわけあるかっ!」千早の中にある新の影。
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それを振り払わんとする太一。
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「千早!目の前にいるのはオレだろうっ!」
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いやぁ、太一くん男になったねぇ。

勝負は太一の勝利。悔しがる千早。
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勝負が終わり無言で立ち去る机くん。机くんの後を追ってきたのは太一。
なんでアイツがいるんだ。いい友達もいて力もあって・・・。そこで机くんは自分には机しか居場所がないと叫ぶ。

太一は彼が閉じこもる殻である机を放り投げて叫ぶ。
「キツイけどやってんだ!負けるけどやってんだ!だって勝てた時、どんだけ嬉しいか!」
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熱いねぇ、太一。

「でもオレは仲間にするならカルタの天才より、畳の上で努力し続けるヤツがいい。」

「悪かったな。」太一は立ち去る。そして、後を追うように駆け出す机くん。
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新たなカルタ部部員が誕生した瞬間だった。

原作では4人目は肉まんくんです。今回、完全スルーですが、彼の物語もいずれ語られるのでしょう。
中学のときはテニス部だったとか。 


【今日の一首】

八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり
恵慶法師

(こんな荒れ果てた誰も来ないような場所にも秋は来るものだなあ。)

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2011/11/09

「ちはやふる」第六首「けふここのへににほひぬるかな」

太一と一緒にカルタ部を立ち上げた千早は畳の運搬中。

前回ラストでポスターを見上げていた弓道少女。彼女の名は大江奏。袴大好き、呉服屋の娘である。

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弓道部に入っていたが袴姿のランニングが耐えられない。さらに弓も全然当たらないときたもんだ。
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1年2組綾瀬千早さん・・・。
皆が振り返る上品で華やかなあの方が、
百人一首をたしなむ相手を募集していらっしゃる。

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なにもかも間違っている。クラスと名前以外。
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彼女は「古典オタク」と周囲から揶揄される存在。そんな彼女が競技かるたに興味を持った。
・・・のではなくその出で立ちについて。十二単とまではいかなくても袴が着られるかも。

は?
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一方、カルタ部は畳六畳持ち込んで活動開始。太一に序盤の弱さを指摘される千早。
その弱点とは音に頼りすぎて札を覚えようとしないところ。
要するに「バカ」であることが判明。
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実際の千早と太一の対戦を見てドン引き。これは私が求めるカルタではない・・・。
奏に気がついた千早は追いかけ飛びついて捕獲。
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かるたの知識を披露する奏。勿論正座です。
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とりあえず千早たちになぜ着物を着ないのか、と。着付け面倒くせぇとか金がかかるとか現実的な人たち。
「大変おさわがせ致しました。」そういって奏は立ち去った。太一も彼女は競技カルタには向いてないと。

千早は奏を探して図書室へ。勧誘失敗。
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1-6の教室へ出向くも奏は弓道部の部活へ。やっぱり矢は当たらないが。
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放課後、千早はは大江呉服店へ。そこで奏から「ちはやふる」の歌の背景を聞く。
もうこの札は深い紅色にしか見えないという奏の言葉にも感動。
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千早は奏に「秋の田の」からすべての歌について教えてもらった。
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効果は絶大である。太一との練習でも圧勝。窓の向こうでの奏を発見。ハグして勧誘成功。
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「じょ、条件があります。」

その条件とは大江呉服店のモデル、試合の時は袴着用、だった。
撮影は順調。
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カタログもめでたく完成しました。
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奏は雑然とした部室を見て、片付けることを提案。3人で環境整備となりました。
新しい部員を得て、「部」成立まであと2人。
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千早は新のことを思うのだった。

その頃、新は久しぶりにカルタを広げようとしていた。
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また一緒にカルタをやれる日が来るのだろうか。

【今日の一首】
古への 奈良の都の 八重桜 今日九重に 匂ひぬるかな
伊勢大輔

(奈良の都の八重桜が今日はこの宮中で色鮮やかに咲いたものだなあ)

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2011/11/04

「ちはやふる」第五首「よはのつきかな」

見事、優勝してA級に昇格した千早。しかし、新はカルタをやめてしまっていた。いったい何が・・・。

ひかり号に駆け込む千早と太一。駆け込んだ原因は千早が待ち合わせに遅れたせいなんですが。
今会わないともう会えない、という想いが千早を福井へ向かわせた。

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新幹線の中でも2人の間に微妙な距離感があります。
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会話も何か微妙にかみ合ってないような、弾んでないような。

千早の好きな人はと訊かれて「原田先生~!」
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毎年、バレンタインのチョコをあげているらしい。
「いや、私にはワイフが。」という原田先生ステキ過ぎる。
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太一は千早のことが気になってしようがない。
思い通りにならないし、イライラするし、楽しくないけど。「でも、そばにいたい。」

そんな2人は電車を乗り継いで芦原温泉駅へ到着。
タクシーで新の家に到着。「ついに来てしまった。」入口でモジモジしていると女の子が。
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新は駅前の本屋でバイトしているとのこと。
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今来た道を走って引き返す。さすが元陸上部。良いフォームです。
「私、新に会いたいのかな。会いたくないのかな。」
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そんな千早に手を差し出す太一。そのとき、すれ違う自転車に乗る新が。
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ハッと気がつき後から掴みかかる千早。危ないって!
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がしゃーん!ほら泥だらけ。でも、会いたかった・・・。
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千早さん、新の家で入浴中。
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身長で1㎝負けた太一はサバ呼んで「同じ」だと。
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着替えまで用意して貰って、髪まで洗ってます。後頭部まで泥だらけでしたがパンツは無事だったようです。

千早は手紙を書いてきていました。それを入れたカバンの中にはカルタが。
「カルタやろう!3人で。」奥座敷にカルタを広げ始める千早。そのカルタを新が蹴り飛ばした!

これにはさすがに太一が怒り新を突き飛ばす。千早を連れて出ていきます。
「かるた蹴る新なんか、見に来たんじゃねぇ!もう来ねぇよっ!」

あとを追ってきた隣の女の子は千早にカルタを突き返す。
新の言葉をずっと支えにしてきた千早。私でも世界一になれるものがある。
女の子にどうして新がカルタを辞めたのか訊きます。
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脳溢血で倒れた祖父の介護をしていた新。新が留守番しているはずの日に祖父は発作を起こして他界。
そのとき新はA級を決める大会に出場していた。責任を感じて新はその日以来かるたに触っていない。

独り部屋に座り込む新は祖父の言葉を思い出していた。「かるたの神様」はきっとじいちゃんの形をしている。
新にとっての「神様」を失ったショックは計り知れない。

新は残された千早の手紙を読む。そこには新のことを「かるたの神様」という文字が。
「神様じゃなくて友達でいたいよ・・・。」
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その頃、全てを知った失意の千早は「タコ」になっていた。
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「来ない方が良かった。」と泣きじゃくる。
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その時、千早の耳が何かを聞いた。慌てて窓の外を見ると・・・。自転車で併走する新の姿が!
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千早には新の声が聞こえたのだ。「よかった、嫌われたんじゃない。新はかるたを嫌いになったんじゃない。」
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列車は走り、新の姿も見えなくなった車内。太一の呼びかけに顔を上げた千早は鼻水だら~。
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太一は一緒に日本一の「かるた部」を創って新を待とうと言う。

そして、かるた部のポスターの前に佇むひとりの弓道少女が・・・。
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【今日の一首】
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬまに 雲隠れにし 夜半の月かな
紫式部

(偶然懐かしい人にめぐり逢ったのにすぐに相手は帰っていってしまったよ)

※百人一首にはもう一首「よはのつきかな」の歌があります。
心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな
三条院

(心にもなく悲しいことの多いこの世に生きながらえていると月が恋しく感じるよ)

物語の展開上、紫式部の歌の方だと思います。
 

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2011/11/03

「ちはやふる」第四首「しつこころなくはなのちるらむ」

今回から高校編に戻りました。

小学校卒業式の次の日。舞い落ちる桜吹雪。千早と太一に見送られ新は福井へ帰っていった。

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そして、舞台は京王線各停の車内。通路を挟んで向かい合って座る千早と太一に微妙な距離感がある。
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到着した「分倍河原」駅では太一の「彼女」が待っていた。
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「たーくんだとう?」
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千早は今度の試合でA級選手になったら一緒に「かるた部」創れ!と言い残し駆け去っていくのであった。
太一が「た~くん」と呼ばれたことを誰かに言いたくて仕方がない千早。
携帯のアドレス帳には「綿谷新 福井の実家」。携帯を閉じる千早。

大塚で行われた大会。気になった太一は来てしまっていた。府中白波会の原田先生と再会。
中学時代の千早は陸上部に入った訳を聞く。ピストルでのスタートがカルタに繋がるから、と。
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大会が始まって千早は順調に勝ち進む。3回戦突破。ここで「チョコレートサイン」が出た。
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慌てて太一にチョコを頼む原田。しかしコンビニは臨時休業。大金叩いて「GODI(VA)」のチョコ購入。
モリモリ食う千早。
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「これおいしいね、太一。いろんな味があって。」
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どさっ。いきなり白目向いて寝る。
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そっとジャンパーを掛ける太一。千早「太一優しいな。」原田先生「優しいな~。」

いよいよ決勝戦。勝てばA級。対戦相手は実力者・安田。序盤に弱い千早はリードを許すも徐々に挽回。
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一進一退の攻防が続く。千早が相手の札を取った。そのとき千早は得意の「ちはや」の札を相手に送る。
「ちはや」の札を取ってダメージを与えようとしていた安田。今度は札を取って「ちはや」の札を送り返す。
「戻された・・・。」
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何度も往復する「ちはや」の札。両者意地のぶつかり合いである。
そして最後の1枚は「ちはやふる~・・・」で千早の勝利!
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会場の外から見ていた太一に抱きつく千早。
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「カルタやろう太一!」そして福井の新への電話を決意する。電話口の新にまくし立てる千早。
「悪いけど電話とかせんといて。カルタとかもうやってへんから。」
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「えっ・・・。」新からの意外な言葉に言葉を失う千早。
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新との思い出が過ぎる。

みんなあの頃のままだと思ってた。カルタを続けていればきっとまた会えると信じていた。

千早の心に去来するものは・・・。

【今日の一首】
久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
紀友則

(こんなのどかな春なのに、どうして桜は慌ただしく散ってしまうのだろう) 

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2011/11/02

「ちはやふる」第三首「ふれるしらゆき」

やって来ました分倍河原。府中市立片町文化センター。

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「白波かるた会」練習場に「こんにちはーっ」と。中ではすごい形相の大人たち。
千早は驚愕。「カルタはスポーツだ!」

指導するは原田先生。「君達、カルタする子~?」「は、はい。」「歓迎する!誰がなんと言おうと歓迎する!」
いきなり抱きしめられ困惑の三人。太一、ギブ寸前。

そこで出会ったのは「ヒョロ君」こと木梨浩。全部覚えてもいないのに来た千早をバカにする。
むかっ!「そんなことは試合してから言えヒョロ君!」「千早!」「ヒ・ロ・だーっ!」
「ほんなら3対3の源平戦で。」「綿谷、やっても負けるだけだって。」「何言ってんの太一!負けないよっ!」
「えぇ・・・?」「もちろん、やるなら勝つ!」「はあ!?」

源平戦の説明をする新。15分間の暗記時間。あせる千早。外で作戦会議。
「一字決まりとア行の二字決まり」担当は千早。「六字決まりの大ヤマ札」担当は太一。
仕切る新に不満げな太一。一方千早はそれどころではなかった。
綿谷独りでやればいいという太一に新はチームになってみたかった、と。

源平戦スタート。千早担当札でも容赦なく取る新。「私の担当でしょー!?」「だって遅いが。」「がーん!」
太一担当の大ヤマ札。太一が間違っても新が相手の札を取る。これでプラマイ0だからいい、と。
全然信用する気ないジャン!と怒るお二人。その後も続く新の快進撃。感涙に噎びつつ吠える原田先生。

また新に札を取られて悔しがる千早。もはやヒョロ君眼中になし。
太一が大ヤマ札をゲット。新は間違いの札をガードしていた。
「太一、ナイス。」その様子を見て千早もスイッチが入る。
「聞け・・・聞け・・・聞け・・・!」バシッ!札は原田先生の額に。
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誰にも聞こえていない音が千早には聞こえていたのだ。「私の一枚目だ!カルタって気持ちいい~!」
大喜びの本人以外は驚愕の表情。「一字決まりでは千早に負ける・・・?」新の闘志が燃え上がった。
容赦ない新。結局、千早の取った札は一枚だけだった。

原田先生の勧誘に入ると手を挙げる新。「綿谷新」はビッグネームだった。学年別全国王者。
しかも祖父は80年代に7連覇した綿谷始永世名人だった。
強いはずだ。

千早は原田先生に「カルタが全然覚えられないの・・・。」と耳打ち。
先生は百人一首の札を千早に渡しながら諭す。
「自分と関わりの深い歌は誰より早く取れるようになるんだよ。
 百人一者は全部で百首。百人友達が出来たと思って仲良くなりなさい。」

3月には大会がある。3人チームの団体戦。源平戦と違って3人中2人が勝たなくてはならない。
「ボクは当然勝つけど、千早か太一、どっちかちゃんと勝つんやろうな。」というわけで特訓決定。

家に帰った千早。明日のCM撮影の準備中の姉・千歳。千早はやりたいことが出来たと部屋でカルタの練習。
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太一も塾に通いながら、新と一緒に雪合戦しながらも練習。

「綿谷君!」「新や。」「じゃあオレも新。いいよな。」
「新!太一!ずっと一緒にカルタしようね!」手を伸ばす千早。

そんな中、開明成中に合格した太一。祖父が脳溢血で倒れ、福井に帰るという新。
千早は「大会なんか出ない!」と走り去る!「独りになるなら、カルタなんか楽しくないっ!」

その夜、千早は原田先生を訪ねた。カルタを返すために。先生は千早に太一や新の気持ちを伝える。
「あ、また流れ星。」「え!」「ウソ。」「えー!ひどい先生!ひどいひどい!」

そして迎えた大会当日。チームTシャツに身を包んで登場の2人。
しかし千早は来ていない。新は風邪で体調不良。しかも対戦相手の丸いのは全国大会準優勝者。大丈夫か?

太一が届けた「チームちはやふる」のTシャツを見て飛び出す千早。会場にに飛び込んだ千早は既に怒っていた。
「ふたりしてあたしのこと置いてけぼりにして!でも、こんなに寂しいのは、あたしだけじゃないよね?」
泣きそうである。

とにかく、大会1回戦は始まった。「減っていく。100枚しかない。」
「終わりたくない!終わりたくない!終わりたくない!・・・」
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戦い終わって日が暮れて。「太一・・・。千早にトロフィー・・・あげたかったな。」
「ゴメン!オレが勝ってれば!」「太一・・・。」「ゴメン!」「千早も何か言って。」ヒクヒク泣いている千早。
「もっと・・・もっと3人でカルタがしたかったよーっ!」「なんで泣くんや?すごい楽しかったが。」

そして迎えた別れの日。東大里小学校卒業式。独りで自宅に帰る新を追ってきた千早と太一。
「あたしとカルタしてよ!真剣勝負!」
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引っ越しの片付け中だが一瞬でカルタの準備完了。「ボクは5歳相手でも手加減せん男や。」

勝負は圧倒的だった。「言ったが。勝つのはボクや。」
新との思い出が甦る。「負けない!あたしだって!」と腕まくり。
「新に出会って、カルタ大好きになったんだよ。」

「ちはやふる・・・」バシッ。同時だった。同時は自分の陣地の方が勝ち。千早の勝ちだった。
なかなか札を離さない新。その目には涙が溢れていた。

「カルタを・・・カルタを一緒にしてくれてアリガトな。千早も太一も。でも、たぶんもう会えん!」号泣する新。
「なんで?」涙を拭いて千早が答える。「あたしたちにはカルタがあるから、また会えるんじゃないの?」

窓から吹き込む桜吹雪。2人の手を取る千早。
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「続けてたらまた会える。絶対会えるよ!」

【今日の一首】
朝ぼらけ 有明の月と 見みるまでに 吉野の里に 降れる白雪
坂上是則

(朝霞の中、まるで有明の月のように吉野の里の白雪が輝いている) 

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2011/11/01

「ちはやふる」第二首「からくれなゐに」

百人一首に目覚めた千早。

翌日、登校した千早。机とイスが後ろに置かれていた。太一が「ハブ」を実行していたのだ。
謝れば解除しても良いという太一に「綿谷君のを解除してよ」と言う千早。
太一サイテー。
千早は、綿谷君はカルタだったらここの誰にも負けないと言う。
それに答える新。「一枚も取らせんよ。」今度の百人一首大会で勝負だという太一。
しかし、新の技に場内はシーンと静まりかえる。決勝戦まで一枚も取られなかった。あとは太一との決勝戦。

インターバルで太一はコーラを投げてよこす。コーラは吹き出して新の顔直撃。
顔を洗ってるスキに眼鏡を奪う太一。裸眼0.08の新は千早も間違ってしまうほど。

決勝戦開始。新の手が動いた。新はすべての札の置き位置を覚えていたのだ。
優勢に進める新に対抗するため太一は札を動かす。呆然とする新。太一が連続し札を取る。
涙を流す新を突き飛ばす千早が交代を直訴。太一が了解して決勝戦再開。
「綿谷君の代わりに絶対勝つ!違う代わりじゃない!私が、私が太一に勝つんだ!」
最初に知ってる札が出て一枚ゲット。きら~ん。

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ここで新との対戦で(?)身につけた極意を披露。

上の句の何文字かだけを思い出して準備
歌の意味とか、どーでもいい
覚えてない札は~、太一が取ろうとした辺りを~


まとめて5、6枚ぶっ飛ばーすっ!

ルール的にはあり。競技線の外に当たり札が出ればOK。一進一退の攻防。残りはあと1枚。これで勝負が決まる。
ア行とナ行しか覚えていない千早には残りは全部知らない札。
しかし、この中にあの札があった。「ちはや」の札が・・・。
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「これがカルタの眼だ!」千早は優勝した。
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「太一との勝負、すっごいおもしろかった!カルタって楽しいね!」

「でも綿谷が相手じゃこうはいかなかったよ。あれは名人になるヤツだから。」
「じゃ、綾瀬さんはクィーンやろ。」「クィーン?」「女の人の中で一番強い人や。」
「あ、クィーン。日本で一番は世界で一番。」「綾瀬さんはカルタの才能、あると思う。」
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電話で優勝した喜びを話す千早。しかし、母と姉は自分たちのことでろくに相手をしない。
姉に至ってはカルタなんて地味でダサイと抜かす。座り込む千早。
一方、太一の母は勝てるものだけ勝負せよと抜かす。どいつもこいつも千早の周りの人間はサイテー過ぎる。

千早は物音を聞きつける。太一には聞こえない。千早のこの「力」は誰にも負けないのだ。
太一も大会に向けて努力していた。千早はそれを知っていた。
「言うなよ。カッコワルイじゃん。しかもお前に負けて・・・。」
「ムッ!正々堂々とやって負けてカッコワルイことあるかーっ!」
「・・・って私は思う。カルタなんて誰も褒めてくれないけどさ!」

2人は必死で努力する新の姿を見た。彼には見えていたのだ。そこにある札が・・・。
眼鏡を探しに飛び出す千早。そっと眼鏡を差し出す太一。
「これ、廊下で拾って・・・。いや、盗ったんだ、オレが・・・。」
真実を告白する太一。「千早には・・・言わないで・・・。千早には嫌われたくない・・・。」
「真島、おめえ、ひきょうなやつやの。」ドカッ!「ひきょう?」「ほんでも、ちょっとはわかるわ。」

木の上で眼鏡を探す千早。千早を探す太一と新。「千早」と連呼する太一を見て新も「ち、千早~」と。
顔を赤らめて純な子やのう~。「はーい!」と木から飛び降りてくる千早。
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「私、このとき何となく気づいてた。一生ものの宝物が何個も見つかる冬になるって!」

あれまだ秋?じゃあ、「3年前」と違うんじゃ・・・。まあ、いいか。

【今日の一首】
ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは
在原業平朝臣

(竜田川がこんなに紅に染まるとは神様とてお知りになるまい)

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2011/10/31

「ちはやふる」第一首「さくやこのはな」

綾瀬千早は都立瑞沢高校の1年生。姉の綾瀬千歳は人気モデル。
その妹と聞きつけて野郎どもはロビーへ走る。
そこへ飛んできた1枚のチラシ。「競技かるた部」の勧誘用。
それを手にする美少女が千早である。千早は掲示板にチラシを貼付。

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その姿は制服スカートにジャージ(下)。この千早、美人だが喋ったり、行動するとガッカリの「無駄美人」。
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チラシの効果もなく、部員は集まらない。本人もダラ~っと机に伏している。
部活動に行く友人。外を眺めて思わず呟く。「いいなあ、仲間がいて。」

千早は音楽を聴きながらゴロリと寝っ転がる。そこへやってきたのは幼なじみの真島太一。
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私立の開明成中学校に進学していたがなぜか都立に。同じ学校に太一がいることで千早は大喜び。
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帰り道も「太一、太一、太一。」と連呼。
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駅のホームで太一の携帯が鳴る。相手は彼女。「分倍河原で待ち合わせ」ということらしい。
千早はショックを受ける。慌てて取り繕う太一。
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でもそれは太一が大事なものが変わってしまったと思ったから。
千早の口から小学校卒業以来、会っていない「新」の名が。新に対してライバル意識を持っていた太一は逆ショック。
2人を乗せた京王線は分倍河原へ走る。そして、千早の思いは3年前に・・・。

綾瀬千早・小学校6年生。
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一人の転校生が現れた。名前は綿谷新。福井から転校してきた彼は方言からかひどく無口だった。
その方言をメモして笑う女子。身なりをからかう太一たち。千早はなんとなく気の毒に感じていた。

その新は新聞配達をしていた。配達200件のルートを全て暗記していた。
その朝の新聞に姉のコンテストの写真が載る。千早は雨の中、玄関で待っていた。
「おはよう。」「ありがとう!」千早は新とは気づかず姉のベットへ。
「グランプリの子の方がスタイルは良いよね、うっ!」姉の腹キックを食らう千早。

百人一首すべてを暗記したと得意げ気な太一。しかし、新も覚えていた。
百人一首大会に出てくれるんでしょという先生に「はい」と返事する新。
千早もその声で気がついた。今朝の新聞配達だ、と。
そのことを大声で言ってしまい、クラスでちょっとまずい雰囲気に。

給食の独りの新に放課後千早は声を掛ける。それを見ていた太一はヤキモチから新を突き飛ばす。
食ってかかる千早に「明日からハブにしてやる」と突き飛ばす。太一サイテー。

千早は一緒に新のアパートへ。「ボロいねぇ~」と要らんことを言う。
新は夢は自分のことでないといけないと言う。千早に言われて百人一首を取り出す新。
一応できる千早にカルタをやろうと早速準備開始。新の弾いた札はふすまに刺さってしまう威力。
まだ半分しか覚えていない千早が太刀打ちできるはずもない。
でも、悔しい。1枚くらい取りたい。上の句を知っている札を見つけた千早。絶対取る。
「せをはやみ」の「せ」が聞こえた瞬間、動く千早が新を上回る。
新の夢はカルタで名人になることだった。

ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは
(竜田川がこんなに紅に染まるとは神様とてお知りになるまい)

千早はこの日、新の情熱を知ったのだった。

【今日の一首】
難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花
王仁

(難波津に桜が咲いたよ。冬ごもりしてたけど、今は春だと桜が咲いたよ。) 

この歌は百人一首にはありません。第1話(最初)だけにまずは「空札」というわけですね。


今回、この作品をレビューしたきっかけは分倍河原です。
この場所、私も何度か行ったことがあります。あとで出てくる府中市立片町文化センターへも足を運びました。
開かずの踏切もその脇のビルの個太郎塾もよく覚えています。
そんな見慣れた場所が舞台だったからこそ気持ちが入りました。

実は原作もろくに読んでませんが、よろしくおねがいします。

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